
新生児室では「おひなまきメンバー」

予定日を少しすぎての誕生でした。
新生児室にいるときは、よく「おひなまき」にされていました。
なかなか泣き止まない赤ちゃんでも「おひなまき」にすると、落ち着くことが多いのだそうです。
10名ほど並んで寝ているなかで、1~2名はぴっちりと巻かれていたのですが、ヒルマはたいていそのうちのひとりでした。
母子同室でフラフラに…

出産翌日から母子同室になると、ヒルマはおっぱいからなかなか離れませんでした。
母乳育児を推奨する病院で、乳頭が切れて血が滲んでも、授乳を続けなければなりませんでした。(授乳時以外は乳頭に馬油を塗って、ラップをかぶせてケアしていました)
やっと眠ったと思っても、またすぐに泣き出すのです。
四六時中そんな調子だったので、寝不足でフラフラだったわたしに気づいた看護師さんが、夜中にヒルマを新生児室で預かってくれました。
ところがヒルマが泣きわめき、1時間も休まぬうちに呼び出されてしまいました。
よく泣く子。
赤ちゃんだから当たり前と思っていましたが、今になって思えばほかの子よりよく泣く子だったようです。
育児がツライ…。でもそれがフツウだと思っていた

わたしはヒルマがほかの子とはちょっとちがうことに全く気づかず2才まで育てていました。それはいま、こうして少し思い返しただけで涙ぐむほどツライ日々でした。

でも、当時はそれがフツウで、みんなこれを乗り越えているのだと思い込んでいたので、弱音を吐くことはできませんでした。
母子手帳の「子育てについて困難を感じることはありますか?」という問いの、「はい」を丸で囲んでも、健診で気にかけてくれる保健師さんも医師もいなかったことからも、これがフツウなのだと思ったのです。
発達障害の可能性にもっと早く気づいていたら
発達障がいの可能性にもっと早く気づいていたら。

ヒルマの夜泣きがひどいことなどを夫から、わたしのしつけが悪い!と責められて来たけれど、それが発達障がいの特性なのだと知っていたら、どれだけ救われたことでしょう。
もしかしたらうちの子も…と不安をお持ちの方へ
「もしかしたらうちの子も発達障がいかも」そんな不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
「これがフツウで、心配し過ぎと思われたら恥ずかしい」わたしは発達支援センターでの面談当日の朝までそう思っていました。
結果、そんなことに気をもむまでもなく発達マイノリティ(型にはまらない道すじで成長している少数派)だったわけで、それはもちろん大ショックでしたが、でもね、おかげで進むべき道が見えました。
多数派のお子さまを持つみなさまへ
実際には、大丈夫なお子さまもいると思います。
そうしたらできれば、「ああ、うちの子は発達障がいじゃなくて良かった!」って安心するだけじゃなくて、わたしたちのようにその渦中にいて、不安の中を試行錯誤しながら歩いている人がいることを、忘れないでいてほしいと思うのです。
そしてわたしが今こうしてブログを書き続けている理由はそれだなあと、しずかに思うのです。